風邪からの肺炎やMRI検査で時々入院する以外は
福祉センターにリハビリに通えるほど
家で落ち着いた生活ができるようになっていました。
2001年9月。kanaは1歳6カ月。
まだ残暑が厳しい頃でした。
寝苦しく夜もクーラーを使って寝ていました。
次の日の朝kanaは咳をしていました。
咳の様子、顔色、便の様子、呼吸の様子、ミルクのおさまり具合。
いつもの風邪よりもしんどそうだな…と思い
病院へ連絡し指示をもらう。
「夜のミルクは中止し、その代わりにポカリみたいな飲み物をあげるように。」
その日の夜中から激しく咳をし、眠れない。
熱はないものの鼻水は多い。
翌朝一番で病院へ。
SPO2、60%。すぐに挿管された。
運が悪く、病棟がいっぱいで入院が出来ないため、近くの病院へ行くことになる。
処置室から出てきたkanaはバックで酸素を送られていた。
TVで見たことのある光景だなぁ…そんなことを思っていた。
どんな状況かが飲みこめてなく、
変に冷静だったり、パニックだったり。
救急車で転送された。
肺炎。
生まれた時に肺炎などが重篤になりやすい…といわれていたが、
こんなに簡単に悪くなっていくことが信じられなかった。
転送先の病院で人工呼吸機を付けた。
咳がひどくたんも多い。一日に何度吸引するんだろう…
でもこれをしなくちゃ、良くならない。
kanaの苦しそうな顔。挿管しているため、声にならない声。
kanaは生きる力のある子だから大丈夫。
すぐに良くなって、お家に帰れる。
ずっと、その言葉をつぶやきながらの入院生活でした。
呼吸器をつけているため、体が動かせない。
ほとんど体位を変えることなく、仰向けのまま過ごしていました。
ゆっくり、ゆっくりの回復でした。
悪くなるのはあんなに早いのに、良くなるのは本当にゆっくり。
ちょうど一月後、kanaは退院し家に帰りました。
でも、この肺炎での肺のダメージが大きかったようで
その後のkanaの生活が大きく変わりました。