風邪っぽく。呼吸にヒューヒューする音が混じる。
しかし発作は落ち着いており、
まぁなんとかケトン食療法を続けていけそうな気がしていました。
2001年12月。クリスマスの頃。
年末で外泊をする子が多く、病棟は静かでした。
kanaは咳をしていました。
タンのからんだ、なかなか止まらない咳。
30分…1時間…咳は止まらない。
真っ赤な顔をして、ゼロゼロしながら咳をする。
背中をたたいたり、吸引をする。
でも吸引が刺激になり、また咳…
私は、何もできない。
点滴に気管支拡張剤を入れる。
負担になるためケトンミルクは一旦中止。
持続吸入を始める。
やっと咳が少し落ち着くと、疲れ果てて眠る。
しかし、またすぐ咳で目を覚ましてしまう。
「お願いだから、先生、この咳止めて!!」
また、あっという間の肺炎。
それから、喘息。
心拍は180をはるかに超えて、SPO2も不安定。
ステロイドを使う。何度も使う。
太ももの付け根から中心静脈に高カロリーの点滴。
これがしばらくの間のkanaのごはん。
肺を楽にしてあげるために圧をかけて、広げてあげる。
鼻にネーザルを付ける。
ドクターの話の中に出てきた。
「…覚悟…そんな気持ちも持っててください…」
子どもって、両極端。
生きる力も持ってるけど、
それがふと尽きた時簡単に死んじゃうんだ。
今のkanaは、どうだろうか。
…これでケトン食療法は終わりました。